西日本豪雨 被害報告

今回の西日本の記録的豪雨は平成に入り最も被害の大きな災害となった。という。

広島、岡山、愛媛の順で被害が大きかったそうだ。

気象庁は「平成30年7月豪雨」と命名。

全国で126人、不明者80人という朝の報告でした。

 

個人的な記憶として、4年前夏、広島安佐南区で局所的な大雨により土砂滑りが起きた。その災害支援のボランティアに参加したことがある。たまたま広島に滞在していたのがきっかけでした。

カミソリで剃ったように木材と土砂が滑り落ちて、テレビで報道されていたので記憶にある方もいらっしゃるかもしれません。

その時の写真がこれです。

バスで現地で向かい、そのテレビの報道の映像のまま土砂が滑り落ちていました。土砂が自宅になだれ込んでしまったお家に行き手作業で堀出していくのですがこれがものすごく大変なのです。

20人くらいで一件の家にあたっていましたが全く進んでいる気がしない途方もない作業の繰り返しなのです。東北の震災の復旧はどれだけ大変なのだろうと、この時人間は災害の前に黙って佇むだけしかないような存在という無力さを感じました。

人間は自然との戦いを続けてきたとも言えますが、現代では自然から隔離された要塞のような中で暮らしていると言っても過言ではないと言えそうです。過去の歴史から見れば当然のことですが。この環境では私達を取り巻いているあらゆる現象、相対的に起きている現象がまるで無いもののような感覚で生きてしまっている。

こういう巨大な力が働いてようやくハッと思い起こされる事もあると思います。

被害に遭われた方のご無事を何より願います。

 

なお今回支援が各方面から出ているようなのですが、倉敷市では個人からの支援物資をお断りしているそうで、支援物資により救助活動に支障が出ている模様です。適切な人員とのバランスが大事であり、物資を振り分けたり人員が足りていない事もあるのではないかと思います。

ボランティア人員が自衛隊などの活動の負担と言いますか、援助活動の支障になる事もあるので、今はまずは落ち着いて見守る事にするのが良いと思います。

力をバランスよく合わせて迅速な復旧を考えます。

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