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引越し趣味の私が感じること
こんにちは。
私は東京に来て15年が過ぎました。
最初に住んだ練馬区のアパートで3年暮らしましたが、それからは気づけば年に1回の割合で引越しをしていました。
家のつくりに興味がありましたが、賃貸物件を見て住んだ時のイメージを膨らますのも好きで数時間があっという間に過ぎてしまいます。
決済方法に「初期費用カード決済可」
という賃貸物件が最近多くなった気がします。
東京に限っての話ではありますが。
賃貸サイトをよく見る人はあまりいないと思います。
引越しが趣味なんだと気づいてからの経験から思うことをまとめておこうと思います。
賃貸費用カード決済の導入はいつから
- 2013年10月 大東建託が入居時費用をクレジットカード払いを始める。
- 2014年11月 同社毎月の賃料支払もカード決済を導入。
それ以来他社でもカード決済が拡がっている。
という内容が賃貸サイトから確認できた。
大手の物件は比較的割高
しかし、私は画一的な間取りが好きでない為、これら大手の物件を見ない。
さらに信頼、安心感からか比較的割高なのだ。
ということは、それ以外でのカード決済が多くなったと実感しているということだ。
カード決済が好まれる理由
やはりメリットとしては、
- まとまった初期費用の決済が容易になる。
- クレジットカードに付帯されているポイントがたまる。(実質賃料が割引になる)
デメリットとしては、
- 引き落としのタイミングがずれる為、引き落とし時の残高には注意。
- リボ・分割でその月の支払い猶予が可能になる為、先延ばしの結果に返済不履行のリスクがある。
これらの内容が見受けられた。
どれも基本的にカードを使用される人なら分かりますね。
賃貸選びの基準
住んでみてこの条件を優先していてよかった。
そう思えたというポイントがあるそうです。それは、
- 駅が近い
- 最寄りの路線
- 周辺商業・公共施設
- バス・トイレ別
- 収納の多さ
- 追炊き機能
- インターネット環境
- 耐震構造
- 2階以上
- 間取り
とのことです。
周辺環境と住宅環境が大事だといえそうですね。
引越し趣味の私からもこの項目は確かにと納得です。
昔は家賃相場は最初は分からない。
最初の引越しでは上京という状況もあってか、相場はこんなものか。
という感じでほとんど相対的に考えられませんでした。
何としても見つけなくてはならない状況は良いとは言えませんでした。
15年ほど前では今のネット環境とは違って情報は少なかったです。
中学で携帯(ピッチ)を持ってるのがとても珍しい時代でしたから。
パソコンで確認する環境もあったかもしれませんが、馴染みがありません。
仲介業者の言われるがまま勧められたと思います。
情報にアクセスできる時代に
以前と違って自分で情報を得られる時代。
家賃相場もバレバレです。
だからこそ賃貸選びの楽しみが増えました。
間取り、内観写真、周辺もグーグルでリアル画像が見られます。
住んだ時のイメージも写真から想像できます。
見えない情報
私は現在部屋を2つ借りています。
いい部屋だな、住民も静かで周辺環境もいいな。
と思うとそのまま借りておきたくなるのです。
贅沢でしょうか。趣味だからいいのです。
趣味はお金をかけるものだと思います。だから視野が広がるのです。
その家と家との間を休日などに行き来するとほっと一息。
こんな物件に出会えればラッキーです。
見えない情報とは、
家選びの見えないリスク。
住んでみてから分かる
- 住宅の欠陥
- または家回りの欠陥
- 住民との相性。
住んでわかるこれらの情報だけは、いくらその家が気に入ったからといっても何ともなりません。
気に入ったからこそ見えない情報を見落としがちです。
また、環境が最高でも環境が変わる事態が周辺から起こる可能性があります。
突然の災害、周辺の凶悪犯による事故、開発による建て替えラッシュ。
これらは住環境を一変させる影響力を持ちます。
しかし、誰もここまでは読めません。
深刻になる家余り。日本人口減少。
人口減が確実な我が国です。
結婚しない、結婚しても一人当たり1.43人の出生という数字になったということです。(厚生労働省データ)
右肩下がりに人口は減っていきます。
外国人移民で実質的にはどうか
外国人移民が来るのでは?
外国人を受け入れる大家さんはとても少数です。
特に都心に外人さんが多いですが、実際私は仲介業者からあれこれ話を聞く癖があって、都心部の仲介業者いわく受け入れの壁が大きいそうです。
今のところ住宅は余っていく。
ならば外人さんにも受け入れを許可せざるを得ない大家さんも増えそうです。カード支払いも外人さん受けしそうです。
まだ先の話とはいえ家余りは賃貸オーナにも関係する問題ですね。
値下がり懸念は否めない
供給過多になれば値下がりせざるを得ないのは当然です。
賃貸の2019年3月の情報では賃貸の着工率は5カ月連続で減少。
前年同月比では12.3%の減少。
大きな減少ですね。
これは全国の統計なので首都圏周辺単独ではありません。
着工は一時休戦ということでしょうか。
打ち止めとなれば需要も追いつく可能性はゼロではありません。
今のところネガティブな反応が数字から見られます。
「クレジットカード決済可」増加は大きな変化
安い賃貸物件に住む多くの人は低所得のサラリーマン、フリーター、自由業が多いのではと思います。
私のチェックしている賃貸は5万円以下くらいの物件です。
そこに出ている仲介企業のクレジット決済可が増えたと感じている。
自社物件に限るのかもしれませんが、変化の兆しが見えます。
賃貸価格についてはここ15年での大きな変化があるとは実感できません。
最初に住んだ現在の賃貸価格が見つかりませんでした。
しかし、周辺の賃貸物件相場からは大分安くより良い物件がありました。
おそらく下げざるを得ない状況にあると推測はできます。
この感覚が本当ならば何かが動いてる
大家さんはクレジットカード払いによる手数料を嫌うでしょう。
VISA、マスターなど大手ならば8%目安と聞きました。
8%の減額は大きいです。
その中でも初期費用に限るが、カード払い可にした理由を推測すると。
- 需要減による空室率対策
- 新興企業によるクレジット決済システム導入による手数料の値下げ
- 外国人受け入れ大家増加の前触れ
- クレジット決済分の家賃への転嫁や最低住居年数の縛り
- キャッシュレス対策の圧力
すべて憶測ですが、今まで特定の仲介業者に偏っていたクレジット決済の本当の理由が気になります。
追記:
最近仲介業者の営業マンに聞いたところ、手数料の上乗せや、決済会社から手数料は取られていない。と言ってはいたが、はっきりとは把握してない感じ。
ただ、仲介業会社によってはクレジット決済導入に関しては差があることは言えます。判断をする権限がある者の採択によるそうで、そこで導入するか、また決済会社の導入数の差も出てきている。
敷金礼金なしは当然。仲介料無料も増えた
15年前は敷金礼金ゼロは珍しかった。
最近は本当に多い。しかし、クリーニング料などと最後に請求する形で転嫁されてはいる。
仲介料無料も同じように転嫁されていそうではある。
ならば転嫁先も考えられることは頭に入れておくべきだといえそうだ。
1年以内退去による賃料の1カ月、2カ月分の違約金の請求も存在する。
後で揉めない為にも契約時の確認が大事である。
まとめ
今回趣味の引越しから気になったので記事にしてみました。
2020年を控え、賃貸に限らず大きな変化が見られる可能性はゼロではありません。
消費税増加で実質的な貨幣価値は下がり続けています。
庶民相手の住居は値下げせざるを得ない状況ではあります。
3万円台の物件も多いです。条件はピンキリですが、古くても居心地のいい物件が見つかったりします。
多数借りて荷物置きに使用してもいいでしょう。レンタル倉庫代わりに少しプラスして住環境として一時的に利用できることは何かあった時の手助けになります。
一時避難場所や遠方からのお客さんも利用してもらえる。
こんな利用の仕方珍しいかもしれませんが、息抜きにも利用でき、リスクも吸収します。
以上になります。
ご観覧ありがとうございました。
追記など
1カ月分は取りすぎ 賃貸の仲介手数料、業者に返還命令https://t.co/rkVRWHSoka
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) November 13, 2019
#賃貸 住宅を借りるとき、業者に支払う #仲介手数料 は1カ月分が多いですが、実は0・5カ月分が原則です。 #東京地裁 は8月、業者に取りすぎた0・5カ月分の返還を命じる判決を出しました。 pic.twitter.com/WgEdtwDEcV