西日本の豪雨災害罹災者へ復旧とともに保険適用も迅速にされることを願います。
保険商品は保険会社によって様々なのですが、こういう有事の際に慌てない為にも頭にどれくらいの保証が何によってされるかを入れておくことは大切なことだと思います。また罹災時考える事で物事の整理をすることで気持ちも安定してきます。
私個人の経験から知識としては大したことないですが、罹災時の一連の流れを記しておこうと思います。
まず、私のケースはコンロからの出火でした。鍋にお湯を沸かしたままそのまま寝てしまったことが原因です。
総務省消防庁のデータで、28年の火災の状況から火災件数は年々減少傾向にあるそうですが、
・総出火数36,831件
・総死者数1,452人 住宅火災による死者885人(放火自殺者を除く)
・出火原因(総出火数36,831件)
1位放火 3,586件
2位煙草 3,483件
3位コンロ 3,136件
全火災の出火原因別死者数1,452人の内訳は
1位放火 317人
2位煙草 159人
3位ストーブ 106人
コンロは5位52人でした
住宅火災の出火原因別死者数(放火自殺者を除く)885人の内訳は
1位煙草 146人
2位ストーブ 99人
3位コンロ 43人
住宅火災の放火での死者は8位13人となっていました。
こう見ますと放火の割合がこんなに多いとは知りませんでした。放火の疑い含め全火災の中で、5,814件(15,8%)と以前高い割合だと言っています。
建物火災の死者に占める住宅火災の死者の割合は、88,6%で出火件数の割合54,1%と比較して高い割合になっている。その住宅火災による死者の約7割が65歳以上の高齢者であるそうです。
消防庁の住宅防火対策として、平成16年の消防法改正法により、住宅火災報知器の設置の義務化、新築住宅は平成18年6月から義務化され、既存住宅についても平成23年6月までに各市町村の条例に基づき全ての市町村に置いて義務化された。とのこと。
はじめに住んだ賃貸では火災報知器があったか定かではないけど、火災報知器の安全点検で業者が来る様になったあたりが消防法改正のライン前後だったようだ。
コンロ付近に報知機があったのだが焼け落ちていた。かなりの炎と煙に巻かれていたのだろう、ブレーカーも溶け落ちていたのを後で見ると恐ろしい。
近所の方の通報による消防車が到着する前に真っ暗の中水栓をひねり、器を手探りで水をかけていた。足をくじき、足元の火も足で消したため火傷を負った。
サイレンが聞こえる中、なんとかしなくてはと思ったのだと思う。
消火の際どんどん苦しくなっていくのを感じた、これが煙を吸った影響である。もう少し大丈夫そうだから、これがもう限界となる前までは消火しようと考えていた。危険な事であるが、自分の感覚で判断した。そして火が消えてから消防員の玄関のドアを叩く音がした。
「大丈夫ですか!?大丈夫ですか!?」
私は平然を装ったわけではないが、ドアをぶっ壊される前に何とか手探りで鍵を開ける事ができ、消防員の前に姿を現した。
「大丈夫です」
少し目線を下げながら言い、周りは何人かのアパート住民がいたくらいだったのは早朝のことだったからであると思う。
そして有無言わせず救急車にのせられ酸素マスクを付けられ、身体の状況などを聞かれていたと思う。
私は大丈夫で安心してくれということを表す為にも、「会社の送別会で焼肉やっていたら家まで焼いてしまった」と言っていた。救急員は苦笑いだ。
火災の場合火災の熱などで呼吸器に障害が残り、喉が腫れ呼吸困難になることがある為強制で病院に運ばれるそうだ。
ここから病院での話になります。続きは次回更新します。
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