コンビニの加盟店オーナーらで作る団体というのが存在するそうで、営業時間の見直しを要求していたということです。
24時間営業の見直しはファミレス、マクドナルドなどは見直しが随分早かったが、95%が加盟店であるセブンは特殊店舗以外は24時間をいまだに続けさせている。
もちろん24時間営業は加盟店義務であるが、人手不足などでどうしても苦しい状況に交渉せずにはいられないという状況。
労働組合を持たないコンビニオーナーで組織された「コンビニ加盟ユニオン」という組合があるそうだ。
まず労働組合を作らせなかったのは現会長の意向らしい、労働組合のわずらわしさを嫌というほど知り尽くしていたと思われる。
アメリカではコンビニオーナーの95%くらいが加盟しているオーナー団体(NCASEF)が存在しているそう。知らないだけ他先進国では進んでいる。知らないってまずいよね。
FC形態でよく人間心理でやる気が続かない、きついということがよく言われる。だから報酬システムを工夫しなければならないと思うし、手出しするのは長期的に続けている人はほとんどいないことから避けたほうがいい。
なんか、こうちょっとした情報を集めたり、経験してる事など交えて書いているけどこのコンビニの事例からすると結局他人事かな、なんていろいろ考えた結果思ったりするけど、実際自分も28歳くらいで共同経営でバーを始めたが、すぐ撤退、損切した。その原因は思惑がぶつかったことで、あらかじめよくよく契約レベルで結ぶべきだった。
それに費やした時間と資金は戻らないものだし、当然の事なのだ。これが当たり前。それぞれ思惑や立場が違うなか共同経営など不可能です。
セブンは加盟店オーナーとは共同経営とうたっているが、そもそも立場が違うので最初から見え透いた欺瞞。そんなこと分からないセブンではないでしょ。
そんな商売の基本など知らない親子、夫婦がオーナー研修でたくさんいた。
空々しい文面にやばいよな、かわいそうと思っていたし。開業に向けた決意を書いた文面を何人か発表するんだが夫婦で、親子で頑張りたいという事を書いたものが選ばれ、それを少し感極まって読んでいる人を見てなんて言ったらいいか、それを選んだ会社側の思惑を読み取った。
私は社会背景から、これからのコンビニ業界の行方が厳しいこと、かみ砕いたPDCAサイクルなどから一日の流れなどをこれを読んだら習ったことすべて読み返せて、最後は雇用を創出する工夫をしたいなど、誰か聞いたら為になるような仕掛けを入れた。が、実利に関係ない情動に訴えるものが選ばれた。
セブンカフェは粗利8~9割!とやたら言っていたが消耗品入れて考えてるのか、ラテのミルク入れたり計算すると粗利4割がいいとこ。
これを本部側に言うと知らないのか、とぼけてるのか考えたこともなかったのか、言葉を詰まらせていた。
実際粗利計算なんて商売上計算したり考えて発注するのは当たり前のことで、安いもの仕入れて高く売る、なんて基礎中の基礎でみんな考えていなさそうな雰囲気なのがやばい。いろんなものを消耗品を一個単位で計算し、頭に入れておいた。
しかし商品を実際仕入れてちゃんと利益分配をどう計算しているのかはっきりとは分からないシステムがもどかしかった。実際知りたいし把握していないのはバカじゃん。商売やる資格ない。大雑把な計算書を月末などにもらうだけで、実際の数字を把握するのは不可能な状態だった。
で、ウェブ上で見ていると実際請求書を見せてもらえず、本部を提訴した方がいて、2年間5%を不当に奪われていたという記事を見つけた。仕入額を上乗せさせられていたということだろう。
なので常に掴みどころのない気持ち悪い状態だった。細かい数字なので大変な労力だが仕方ない。数字の把握なしに運営など捨てたに等しい。小さな店舗でもその数字をもとに今後の方針を読み改善していくのだから。ただやってくうちに、これ24Hの大変な店じゃ将来の展望すら検証する時間的余裕もないし、その前に知識がなければ言われるがままだな。誰でも出来てしまう発注システムだけにオーナーにも最低限の知識スキルがあったほうがいい。結果抜かれてる事例出てるし。
というか店舗ごとに店舗戦略を考えるだけの知識もビッグデータもセブンにはあるはずなのに本部から来るのは商売は素人。常連の購買分析とか、電子マネー個人別の毎月の購買金額とか。そこは加盟店といえど分け与えないと見えたし、担当者にそんな知識も提案もなさそうだった。
うちにきていた本部の人間が設定発注というもので勝手に発注を入れていた、さすがにあきれたが、その前にその仕入負担はこちらなのだから言わば泥棒行為。路面店経験者に聞いたらよくあるそうだ。やばいよね。
直営店に研修に行くと髪の毛が真っ赤な従業員がいた。あれだけ頭髪の色について細かく言われていたが、その後の直営店での研修で平気で裏切りのような事態に出くわした。馬鹿にしてんのか、、、?
と思うのが当然です。
話はなんか細かくなったけど、こんな煩わしさで利益はスカスカじゃ嫌になるわな。自己責任なんだけどさ。
私が頭に入れておいて欲しいのは、今世の中は一般的に市場にお金が回らずデフレじゃん、増税で実質賃金上がらないって相対的に物価の上昇であって、ますます消費は冷え込むのは間違いない中で人手不足でコンビニの深夜人件費も高騰せざるをえないで、外国人労働者を入れる事で解消して生産力を上昇させる設備投資を企業がやらないのではこのまま賃金の上昇は見込めない。市場に安い労働者が参加してくることでさらに賃金は下落せざるを得ない。時短営業も時間稼ぎに過ぎない。
ただでさえ、うるさい労働組合を嫌っているので完全自動化が見えるコンビニは設備投資により加盟店というFCシステムを辞め本部の人間が数人でオペレーションするコンビニ、もしくはFCのまま大分利ザヤを抜くか。人手コスト分を転嫁し商品価格を下げたならやはり無人か。まあ大手よりベンチャーなどが無人店舗をいち早くやると思う。
外国人労働者が悪いとは言わないが、このままじりびんのシナリオを受け入れていく必要はないでしょ、人工知能による仕事の置き換えが進めば人が余る事になるし。その置き換えで人手による生産という事すら必要なくなる。国が調節するという役目が機能しなくなれば国という概念が必要なくなり、企業また株主とそれ以外の市民の2極化の構図が見えてくる。
これはすでによく言われている事だが、コンビニの事例はこれから迫りくる社会背景の一端に過ぎずもっと大きな波乱を孕んだ予兆なんだということ。
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